派遣切りに()あい現()在・無職の日下部洋子(()ベッキー)。ハローワークで紹介された事務員募集の
面接の為、とある法律事務所の前にやってくる。
と、中から聞こえてくるクラシック曲。事務所のプレートは何故か割れて()いる。
不審に思いながらもドアを開けて入る洋子。そこには事()務所の主・御子柴礼司()(要潤)が静かに座って()いた。
「時間に正確だな、採用だ」
訳も分からぬまま、御子柴法律事務所の事務員として採用されてし()まう洋子。
し()かしそ()こは、「悪魔の弁護人」と呼ばれる悪徳弁護士()の事()務所だった―――